【機能性表示食品届出】「3つの壁」を回避するには?
具体的な事例を交えて「機能性表示食品の届出においてぶつかりやすい3つの壁と、その回避術」をご紹介します。
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機能性表示食品の開発において機能性関与成分が決まったとしても、消費者庁に届出・受理されるまでには、さまざまな「壁」が存在します。
東洋新薬は、機能性表示食品の届出163件、ダブル関与成9件、トリプルヘルスクレーム14件の届出実績を有しています。また、届出から受理までの実績も平均103日と、スピードには自信があります(2021年4月16日時点。お客様による届出のサポートおよび自社届出含む)。
それでは、具体的な事例を交えて「機能性表示食品の届出においてぶつかりやすい3つの壁と、その回避術」をご紹介します。
目次
「差別化商品開発」の壁
機能性表示食品は制度開始以来、4千件近くの商品が受理されています。もはや「機能性表示食品である」だけでは他社商品と差別化しにくくなっており、お悩みのお客様も多いでしょう。
最近では差別化を目的に、複数の機能性関与成分を組み合わせた「ダブル関与成分」といった、新規性の高いご要望をいただくことが増えてきました。東洋新薬では原料を提供するだけではなく、機能性表示食品の届出を商品開発段階からサポートしています。
事例(1):「ダブル関与成分」を検討していたA社様
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「ダブル関与成分」とするためには、組み合わせ原料から見た実現性や届出表示の検討が欠かせません。本件ではご要望を受け、当社で「関与成分同士の相互作用調査」をサポートいたしました。
「機能性関与成分 分析」の壁
機能性表示食品制度の大前提は「機能性関与成分を分析できること」。
ところが、新商品の分析を外部分析機関に委託したものの、副素材の影響や、正確に分析するために実施する前処理などが原因で「機能性関与成分を分析できない」あるいは「分析結果が理論値と異なる」といった問題が発生することがあります。
中でもよくご相談いただくのは「お客様が配合を希望している副素材が機能性関与成分と類似する成分を含むため、正確な分析ができない」ケースです。
事例(2):機能性関与成分にお悩みのB社様
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ご相談を受け、機能性関与成分の分析に影響を与える可能性のある副素材を事前にお伝えしました。さらに、試作品を分析し、分析系に影響があると予想される副素材を特定。レシピの変更を提案するといった実践的なサポートを提供しました。
「届出に対する不備指摘」の壁
「機能性表示食品ガイドライン」は本制度の活用が初めて、あるいは経験が少ない事業者にとっては必ずしも分かりやすいものではありません。
そのため、「ガイドラインに沿わない書類上の不備」「届出表示を逸脱したキャッチコピー」などを理由に不備の指摘を受け、対処方法が分からずに何度も再提出を繰り返し、大幅に商品化計画が遅れた、といったお客様の声をよく耳にします。「商品の魅力を最大限、消費者に伝えたい」との思いで考えた商品名やパッケージのキャッチコピーが理由で、「届出表示の範囲を越える」と不備指摘がなされるケースは後を絶ちません。
事例(3):不備指摘への対応にお悩みのC社様
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不備指摘が続き、販売計画への影響を懸念されていました。当初はこれまでの豊富な届出支援の経験から消費者庁の考え方をくみ取り、お客様にお伝え。お客様は納得の上、修正して届出、無事に受理されました。
届出に対する東洋新薬の支援
東洋新薬では不備指摘を受けない届出書類の作成支援だけでなく、指摘を受けた場合にもスムーズな回答サポートにより、お客様の新商品の早期受理に貢献します。
東洋新薬がお手伝いできる内容について詳しくは、こちらもご覧ください。