緑茶 -原料別基本情報-
緑茶
茶道からカフェ、ペットボトルまで。
日本の食生活に深くかかわっているお茶。
チャはCamellia sinensisといい、他の植物には稀なカフェイン、ガレート型カテキン、テアニンを含有する。緑茶には、体脂肪の蓄積を抑えたり、花粉症の症状を和らげたりといろんな健康機能が報告されている。こうした緑茶の健康機能にはお茶の葉に含まれるポリフェノールという成分が関与している。
緑茶 の成分・作用
緑茶カテキンを1日あたり500-600mgを継続摂取することは、体脂肪を減らすのに有効であるとの報告がある。
またエピガロカテキンガレートは緑茶に特有な成分であり、アレルギー反応を引き起こす肥満細胞や好塩基球といった細胞を鎮める作用がある。
ヒトを対象とした疫学調査でも、緑茶の飲用が動脈硬化による疾患を予防する効果が多数報告されている。
テアニンは腸から吸収され血流にのって脳内に取り込まれることや、ドーパミンなどの脳内神経伝達物質に影響を及ぼすこと、神経細胞の新生に関与することが見出されている。さらに臨床研究により、テアニンを飲んでいると確かにストレスが軽減されることが明らかとなっている。
緑茶 原料情報
原料名 | 緑茶 |
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成分 | カフェイン、テアニン、カテキン(エピガロカテキンガレート)、メチル化カテキン |
効果・効能 | 覚醒作用、強心作用、大脳の刺激、利尿作用、抗ストレス作用、血圧低下脳神経機能調整、血管性痴呆症予防作用、 抗酸化、抗動脈硬化、血中コレステロール抑制、抗菌、抗ウイルス、虫歯予防、消臭、血圧上昇抑制、抗アレルギー作用 |